カテキン

カテキンは、以前はタンニンと称されていた、お茶にしか含まれていない成分です。特にお茶の水溶性成分中、10〜18%を占めていて、お茶の中に最も多く含まれている有効成分がカテキンなのです。お茶は元々薬用として飲まれて来たのですが、栽培が容易であることなどから次第にアジアを中心に全世界に生産地が広がり、現在では日本、中国を始め、インドやスリランカなどでも栽培されています。

お茶に高い効能があることは知られていましたが、そのほとんどが、カテキンによると言うことが明らかになったのは、ここ10年位のことなのです。カテキンの最大の働きは、抗酸化作用と呼ばれるものです。カテキンは摂取された後でも体内の血液中に存在を続けることで、抗酸化作用を発揮します。

この他にも、体内のコレステロールのバランスを適度に保ったり、血糖値の上昇を抑える効果もあります。そのことから糖尿病の際に起こる、合併症を抑制する効果も期待できます。お茶に抗がん作用や、殺菌作用があると言われるのも、このカテキンの働きによるのです。

日本有数のお茶の名産地である静岡県の中でも、緑茶をたくさん飲む地域の住人ほど、ガンによる死亡率が低い、とのデータも報告されています。他にも、1日4杯以上、緑茶を飲む人は、飲まない人と比較すると、非常に健康であるという結果も出ています。これは緑茶に含まれているカテキンや、赤ワインでよく知られているポリフェノールが、強力な抗酸化物質だからこその結果なのです。


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ガジュツ

ガジュツと言うのは、ちょっと聞きなれない言葉だと思います。ガジュツは東洋医学では「我朮」、英語ではCurcuma zedoariaと表記される、ショウガ科ウコン属の1種で多年草です。別名を紫ウコン、夏ウコンとも言いますが、代表的なウコンである秋ウコン(別名ターメリック)や、春ウコン(別名キョウオウ)とは別の種類です。

ガジュツが夏ウコンと呼ばれる訳は、6〜7月の初夏に開花するからで、紫ウコンの由来は、包葉の色や根茎の切り口が紫色だからです。ガジュツの歴史は非常に古く、1000年以上前の、中国がまだ宋と呼ばれていた時代に出版された、薬草の解説書である「開宝本草」(973〜974年)の中に既に、その効能と伴に記載されているのです。

このようにずっと漢方薬としてはよく知られていて、利用もされていたのですが、実はガジュツの効果については、具体的にあまりよく知られてはいませんでした。ガジュツにはさまざまな効能があるのです。

例を挙げると便秘解消、デトックス効果などによる肥満やメタボリック症候群の解消、胃炎、胃潰瘍、女性に多い冷え性と生理痛、生理不順の軽減、歯周病や口臭対策、さらには美肌効果もあります。漢方で生薬として、使われるのは根茎の部分なのですが、ウコンよりもその薬効は強いとされています。

ここ数年の健康志向ブームの前までは、ガジュツは漢方薬として利用されていましたが、近年では、健康食品やサプリメントとして、また、ダイエット食品としても注目されています。


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カカオマスポリフェノール

カカオマスポリフェノールという言葉を耳にしたことがありますか?聞いたことがない方でも、ポリフェノールと言う語は何となく健康食品で聞いたことがあるし、カカオと言うくらいだから、チョコレートと関係しているのではないだろうかの見当をつけることは、それ程難しいことではないと思います。

カカオマスポリフェノールは、最近注目され始めている成分で、主にチョコレートや、ココアの原料となるカカオ豆に含まれています。カカオマスポリフェノールは、動脈硬化やがんなどの原因となる、有害な活性酸素の働きを抑えたり、悪玉コレステロールの発生を防ぐ作用があるため、血液をサラサラにして結果として動脈硬化の予防に繋がるのです。

ポリフェノール自体は、野菜、赤ワイン、緑茶などにも含有されてはいますが、チョコレートがそれらより優れているのは、含有量と体内への吸収率です。例えば、赤ワイン100mlはポリフェノールを0.3g、緑茶100mlだと0.1gにしか含んでいませんが、100gのチョコレートでは0.8g含有しているのです。

また、カカオマスポリフェノールには、これらの効果だけでなく、胃の中のピロリ菌や、生命にかかわる食中毒の病原性大腸菌である、有名な「O-157」の増殖を抑えるという働きもあります。その他にも虫歯の原因となっているミュータンス菌を抑制するため、虫歯を予防したり、ストレスの解消やアレルギー症状の緩和などの効果があります。

カカオマスポリフェノールをチョコレートから摂取するならば、高カカオ(70%以上)のブラックチョコレートを食べた方が効果的です。ホワイトチョコレートの中には、カカオマスポリフェノールをほとんど含んでいないものもあります。カカオマスポリフェノールの含有率は、高カカオの高級ブラックチョコレートほど高くなっているのです。


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αリポ酸

αリポ酸は別名をチオクト酸といい、多数の酵素の補助因子として欠かせない光学活性のある化合物です。このαリポ酸は環状のジスルフィドをもっていて、生物学上で重要なのはR体の方です。Αリポ酸は好気性生物の代謝での特にクエン酸回路で補因子としての役割を果たします。

このαリポ酸は、細胞のミトコンドリアにあり生体のエネルギー産生反応での補酵素として重要な役割を果たしますが体内でも合成できるため、ビタミン様物質として扱われています。また抗酸化物質でもあります。このαリポ酸は、「疲労回福によい」「運動時によい」「ダイエットによい」「糖尿病によい」「老化防止によい」とも一般的にはいわれており、当初は医薬品のみとして適用されていました。

最近では、サプリメントとしての使用も許可されたため需要が増えてきています。特に激しい肉体疲労時に適用するのがよいとも言われていますが、効果がない場合は長期間の使用はすべきではないとの注意事項もあります。U型の糖尿病患者を対象とした試験で、αリポ酸を1800mgを4週間摂取させた所、「グルコース取り込みが促進された」という予備的な知見があります。しかし、妊娠中や授乳中の安全性には充分なデータがないために使用を避ける方がよいようです。

αリポ酸は、食物から摂れる量はごくわずかであるため、サプリメントとして摂るのが効果的といわれています。特にαリポ酸は分子量が小さいために、脳まで到達しやすく抗酸化性などの効果によりぼけ防止の効果もあるとされています。

タグ:αリポ酸
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αトコフェロール

ビタミンEは、αトコフェロールの生理活性をもつ限り一般的にビタミンEを指すとされています。このαトコフェロールは、8つの異性体を持っておりそれぞれに生物学的機能を持っていますが、人ではD-αトコフェロールが最も強い生理活性を持ち、抗酸化物質として働くとされています。

抗酸化物質としての役割は、体内での物質の代謝の際に生じるフリーラジカルから細胞を守ることとされています。このフリーラジカルがDNAやタンパク質を攻撃することで癌の原因になるといわれています。このαトコフェロールは未熟児で欠乏すると溶血性貧血・小脳失調の原因となることが知られていますが、通常の食生活で欠乏することはないとされます。

このαトコフェロールは過剰に摂取したときの障害は認められていませんが、脂溶性物質であるために体内に蓄積しやすく過剰の摂取はすすめられません。このαトコフェロールは、落花生・大豆・アーモンド・小麦胚芽・植物油・マーガリン・マヨネーズなどが挙げられます。

このビタミンEの効能としては、血行促進・高血圧予防・コレステロール抑制痴呆症予防・免疫力強化・老化防止・毛髪育成などが言われています。またαトコフェロールは、ビタミンA、C、セレニウム含硫アミノ酸(システイン、メチオニン)の酸化も防ぐことができますので、サプリメントに添加されていて成分として使われることことも多いのです。サプリメントとしての効用では、毛髪育成・コレステロール抑制、免疫強化などがいわれています。


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アルギニン

アルギニンはアミノ酸の一種で、条件付き必須アミノ酸になっています。この条件付き必須アミノ酸といわれるのは、体内で合成されるのですが、成長期や外傷・褥瘡(床ずれ)・感染などの状態ではアルギニンなどが不足するために摂取することが必須となるために、条件付き必須アミノ酸となるわけです。

アルギニンはアミノ酸の中でも最も塩基性(酸性の反対)が強いとされているアミノ酸です。このアルギニンの効用としては、免疫反応の活性化・細胞増殖の促進・コラーゲン生成促進などにより、創傷や褥瘡の治癒を促します。体内では、クエン酸回路の中でアルギニンは合成されますがこのアルギニンは尿素回路中でアンモニアの生体内での解毒を助けます。アルギニンはアルギナーゼによってオルニチンと尿素に分解されますが、このアルギナーゼの欠損により高アルギニン血症になります。この高アルギニン血症は、四肢麻痺を引き起こし、重篤な知的障害が見られるようです。

アルギニンは、魚類のプロタミンの3分の2がアルギニンとなっています。多く含まれる食物は、肉類・ナッツ・大豆・玄米レーズン・エビ・牛乳などに多く含まれています。アルギニンは、免疫細胞の活性化や、細胞増殖の促進などが効果として言われていますが、そのためにアンチエイジング効果があるといわれていますし、現在話題のメタボリックシンドロームの改善にも効果があると言われています。

しかし、アルギニンはサプリメントとしても販売されていますが、強い塩基性を持つため、そのまま単体で飲むと消化器障害(胸焼けや胃痛など)を起こしますので、クエン酸などで中和されているサプリメントを選ぶべきです。充分に注意をしておきましょう。



タグ:アルギニン
posted by supple at 16:02 | 「あ」行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

アスパラギン酸

アスパラギン酸は、タンパク質を構成する非必須アミノ酸(体内で合成できるために必ず摂取する必要がないアミノ酸)です。このアスパラギン酸は、完熟トマトに多く含まれており完熟トマトがおいしい理由は、その中に含まれるグルタミン酸とアスパラギン酸が1:4の比率で含まれていると最もトマトらしくおいしい味になるといわれています。

また、アスパラギン酸の効能としては体内の老廃物の処理や肝機能の促進、疲労回復の作用があり、皮膚に対して代謝を活性化させる作用があるといわれています。特に疲労回復に関しては、元気を維持するためのミネラルであるカリウムとマグネシウムを補給する必要がありますが、アスパラギン酸はカリウム・マグネシウムと結びついて、細胞内へ取り込まれることから素早い疲労回復へと繋がっていきます。

アスパラギン酸が含まれる食品としては、小麦胚芽、うなぎ、大豆、マグロ、アスパラガス、海苔などが挙げられます。このアスパラギン酸は光学異性体を持ち、人間のtからだの中にあるアスパラギン酸はL体だけです。通常の体内にあるアミノ酸はほとんどがL体になっています。この光学異性体とは、アミノ酸分子の原子組成は一緒なのですが、炭素に着く4つの原子の配列が異なるものを言いこれがタンパク質の構造を決定するため、重要な構造となっています。

またアスパラギン酸は、神経伝達物質を促進する働きがあるため、アスパラギン酸不足による気分の落ち込みもあり得ます。スポーツ選手はスタミナ補給のためにアスパラギン酸を充分にとることが多く、気分の落ち込みを防ぐためにも充分摂取するようにしましょう。


posted by supple at 10:40 | 「あ」行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

アスタキサンチン

アスタキサンチンは鮭やイクラ・エビ・かに・オキアミ・藻などの海の生物に多く含まれる天然の赤い色素のβ-カロチンやリコピンと同じカロチノイドの一種です。生物の体内で発生する活性酸素を抑制する抗酸化力に優れています。

近年ではサプリメントやコスメティックなどに利用されています。特に活性酸素に対する抗酸化力は、ビタミンEの約1000倍ともいわれています。アスタキサンチンの応用は多方面に可能なため、今後の活躍が期待されています。アスタキサンチンは、脂肪酸のエステル対として存在しておりさらに甲殻類などでタンパク質と結合したアスタキサンチンタンパク(カロテノプロテイン)としても存在することが明らかになってきています。

このタンパク質と結合したアスタキサンチンは、黒っぽい青灰色ですが加熱するとタンパク質が変性しアスタキサンチンが遊離して本来の赤い色になります。甲殻類をゆでると赤くなるのはこの現象が原因になっています。また、アスタキサンチンは、光学的異性体を持っています。このアスタキサンチンは、高い抗酸化作用を持っており紫外線や脂質過酸化から生体を防御する因子として働いていると考えられており、また光障害から目を保護するとも言われています。

このアスタキサンチンの効用についての報告は、次のようなものがありますがまだ確認されたレベルにはありません。
・アスタキサンチン6mg以上、4週間の投与によって裸眼視力の改善と調節緊張時間の短縮が見られた。
・眼精疲労自覚者に対してのアスタキサンチン6mg以上4週間の摂取で調節速度の向上と自覚症状の改善が見られた。
・VDT作業者に対して6mg、4週間以上の摂取で遠近調節力の改善と網膜毛細血管の血流増加が見られた。
・大学生男子運動部員に6mg摂取させると血中乳酸濃度の低下が認められた。


posted by supple at 09:38 | 「あ」行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

亜鉛

亜鉛は味覚を正常に保つために働くミネラルです。また皮膚や粘膜の健康維持を助ける栄養素でもあります。体の中には約2g程度存在していて主に骨・肝臓・腎臓にありますが、亜鉛は新陳代謝に関係する他種類の酵素を作る成分になるほかに、タンパク質の合成や遺伝子情報を伝えるDNAの転写に関わっています。

このために細胞の生まれ変わりが活発なところでは、亜鉛が必要となります。そこで、この必須なミネラルの亜鉛はどんな食品に含まれているかというと、特に魚介類に多く含まれていますが、カキや鰻には特に多く亜鉛が含まれています。その他には肉類や海草類に多く含まれています。この亜鉛は不足すると味覚障害を引き起こすことが指摘されていて、その理由は味覚を感じ取る味蕾細胞の新陳代謝が非常に活発なために、亜鉛が不足すると味蕾細胞の新陳代謝に支障を来すので味覚の障害を引き起こすとされています。

ダイエットなどで食事量が少ない状態が続いたり、偏った食事をしていると亜鉛不足から味覚障害になる可能性があります。特に若い女性での亜鉛不足が心配されていることと、高齢者での亜鉛不足は床ずれの回復の遅延や免疫力の低下などが懸念されています。

亜鉛の不足に注意しましょう。それとともに亜鉛の摂りすぎは同じミネラルの銅の吸収を妨げるために銅欠乏性の貧血などを起こす可能性があります。ミネラルにしても必須アミノ酸にしても適切な摂取量がありますので、自然な適切な栄養素の摂取を心がけましょう。亜鉛もミネラルです。適切な亜鉛の摂取に心がけましょう。


タグ:美容
posted by supple at 19:19 | 「あ」行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする